船舶用ランプには、一般の陸上用照明器具と違い
 
  1. ガードがほとんどの製品で備え付けられている
  2. プラスチックとして、特殊な素材が用いられる
  3. 金属製の製品ではよく真鍮が用いられる
  4. 重たいにも関わらず、ガラスを使用している などの特徴があります。
 
このページでは、それらの特徴の理由をご紹介します。
 
   
船舶用ランプで、ほとんどの製品に備え付けられているガードは、以下の意味があります。
 
(1)ランプに物がぶつかっても、ガラスの破損を防ぐ
船内では、高い場所にランプが取り付けられていると限らず、物がぶつかることもあります。その際に、簡単にガラスが割れるのを防ぐ役割を持っています。

(2)ガラスグローブ(電球カバー)の落下事故を防ぐ
船舶用ライトのガラスは、照明本体にネジ式でガラスを固定するタイプ・ガードを用いて固定するタイプの大きく二つがあります。
船揺れの影響で、ネジ式タイプではネジの緩み、固定タイプではガラスの破損などが起きることがあります。
これらの影響で起こるガラスグローブの落下事故を想定して、ガードが付けられています。ガードを備え付けることで、落下したガラスを受け止める役割を果たしています。 実際は、日々の点検、強度の向上もあり、ガラスグローブが落下することはまれです。
 
これらの理由から、万が一の事故を防ぐために、ほとんどの照明器具にガードを付けることが習慣となっています。


 
   
船舶用ランプのプラスチックは、陸上でよく使われる素材と異なる特殊プラスチックを使用しています。
特殊プラスチックを用いるのは、以下の特性を併せ持つことが船では求められているからです。もちろん、実際に使用しているプラスチックは、以下の特性を持っています。
 
(1)ガラス繊維を含んでおり、強度は、一般のプラスチックの倍以上を誇る

(2)熱に強く、100度以上の高温でも耐えうる

(3)耐寒性に優れている
   なんと-50度でも使用されるという話もあります

(4)紫外線に強く、屋外での使用にも耐えられる
 
以上の4つの特性より、海上の過酷な環境でも使用可能な素材として、選ばれた特殊プラスチックを用いています。

さらに、過酷な環境に耐えうる以外にも事故の防止で以下のような特性も併せ持っています。
 
 
(5)耐薬品性
有機溶剤、油、ガソリン等には長時間耐えられる。
船内で、万が一危険物が漏れても、灯りを灯し続け、事故の悪化を防ぐために必要な特徴です。

(6)振動が激しい場所でも電気の絶縁性を損なわない
船の振動は地球の乗り物で2番目に過酷な状況と言われています。
前後・左右・上下のありとあらゆる方向に揺れる場所であり、常に微振動しています
そこで振動に強く破損しにくいという特性も必要不可欠です。

(7)自己鎮火性で、火がついても自然と鎮火します
 
船舶用の電気器具では、自己消化性の特性も重要な性質です。
船では、船内に水が溜まることを嫌うため、万が一火事が起きても水での消火活動がしにくく、大きな火災事故は御法度となっています。そのため、大きな事故を 防ぐために、電気器具のショートによる発火事故が生じても、被害が食い止めるために、自己鎮火性の素材を用います。 この特性があると、火が付いても自然と鎮火さて、照明器具1個だけの損傷で食い止められます。
 
 
 
船舶用ランプと言えば、真鍮製と思われる方も多いと思います。 その真鍮では、以下のような特性があります。
 
(1)さびにくい

(2)金属の中でも加工がしやすい

(3)温度変化に強い

(4)材料の手に入りやすさ
 
昔は、真鍮がほとんどの照明器具では使われていました。見た目もきれいであり、今でも根強い人気があります。しかし、機能性・実用性が求められる時代となり、少しでも船の燃費性能向上のために、軽いプラスチック製の船舶照明が主流になりました。
今では、特殊環境で使用される照明器具以外は、数種類の製品や部品のみに使用される程度になっています。


 
   
ガラスは非常に重たいという欠点を持っています。 機能性・実用性が求められる時代となり、少しでも船の燃費性能向上のために、軽い素材に変わるのでは?と疑問を持たれる方も多いと思います。 しかし、実際には船舶用ランプのカバー部分は、ガラスが100年に以上にわたり使用され続けています。その理由としては、ガラスには以下の特性があるから です。
 
(1)燃えない

(2)強度がある

(3)熱変化に強い
北極・南極などの環境では、想像以上の温度変化が生じます。
平均気温が-40〜50度の冷凍船でも船舶用照明は使われます。
 
 
以上の特性より、船舶用照ランプではガラスのグローブが用いられています。
 

船舶照明のソケットが陶器の理由
   
・熱に強い
高温な環境でも使用されることを想定している
防水のために密閉された器具が多いため温度が上がりやすいため

・劣化しにくい

・歴史上の慣習
プラスチックによる製造が主流でなかった時代から作られ続けており、そのまま国家規格に採用されたために、現在も使用されています。
船舶照明のソケット陶器


耐震電球が珍しくなる!?
使用燃料を減らして二酸化炭素の排出を抑え温暖化防止への取り組みの流れは船も他人事ではありません。もちろん、現在船舶照明においてもLED化が徐々に進んでいます。そのうち、当社が扱う優しい光・耐振電球独特の光は船で実際に見られることは減ってくるかもしれません。
耐震電球


なぜダウンライトタイプがないのか
実際に船で用いられている船舶照明にはダウンライトタイプがあります。 しかし、ほとんどの製品は外付けのタイプです。 主な理由は外付けタイプの方が交換のしやすいためです。 振動や熱などの過酷な環境による破損・船そのもの定期的な修繕といった理由から、数年に一度照明器具を取り外す必要があります。その際に壁や天井を傷つけず作業が行える様に、外付けタイプが多いのです。
ダウンライト型天井灯


電圧は何ボルト?
当社で扱う製品は、家庭用電流AC100V専用品です。 実際の船では、日本で作られた船が海外で使用されることも多いため AC200V・220V用ということも多いです。
シーリング写真
 
【ご注意ください】
以上の特徴は、実際の船舶用照明器具の特徴を記載しております。
当サイトで販売している船舶用ランプは、一般家庭での使用を想定しており、一部仕様を変えている場合もございます。決して、無理な取り扱いをしないでください。


 
取り扱い船舶用ランプが過去に用いた造船所例
その他、日本全国の造船所で使われ続けています
 
  • 今治造船
  • 日本マリンユナイテッド(JMU)
      IHI、住友重機械工業、JFE日立造船の各造船部門の統合企業船
  • 三井造船
  • 三菱重工業
  • 名村造船
  • 大島造船所
  • 常石造船
  • 新来島どっく
  • 川崎重工業

 
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